2019/08/28 18:57


【動画あり】今回は、2019年8/24、25の2日間で開催した個展『Bijin画×らくがきグラム展』について書きます。
お伝えしたいことがたくさんあるので前編、後編と2回にわけてお伝えしますね!


前編もくじ
・個展までの経緯
・個展について
・会場について
・展示方法について気をつけたこと
・コーナー説明
・新作について


・個展までの経緯
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、インスタで挑戦していた「フォロワーさんが3,000人になったら個展開催」というチャレンジを4ヶ月で達成し、それを実行するカタチで開催した今回の個展。
はじめてクラウドファンディングにも挑戦し、私自身が挑戦に挑戦を重ねた成長の機会となりました。

他でも書かせていただきましたが、挑戦自体を行おうと思ったきっかけは、私自身これまでデザインのお仕事をして来て行き詰まりを感じていました。広告というお仕事は、クライアントを輝かせてなんぼ。という世界の中で15年以上続けて来たのですが、「自分の技術は本当に求められているのだろうか?」といった疑念が湧いたのです。そもそも、自分が輝いてはいけない。なんて、誰も言ってなかったのですが(笑)どうしても、仕事に没頭するとそれに徹してしまうところがあるので、それが仇となり、抜けきれなかったのだと思います。

そこで、「そうだ!自分が好きだったこと、やりたかったことを思いっきりしよう!」と思ったのがきっかけでした。また、たとえそれが無茶でも公言し、実行することでとくに若い方々に「こんなおっさんでもできるんだぞ!」そうしたことを口だけではなく、実際に動いて見せたかった。という想いがありました。

思いついてすぐ実行!「フォロワーさんが3,000人になったら個展開催」これなら、作品の良し悪しを自分に課すことができる!そして、何よりも実現した時に実際に見てもらい、楽しんでもらえる!そう、感じたのです。

おかげさまで、インスタを通して様々なご意見をいただけてとても参考になり、また、多くの応援の言葉に励まされたことで続けることができました。



・個展について
作品の特徴から『Bijin画×らくがきグラム展』とタイトルをつけて、ご指示いただいたみなさまへ恩返しをするためにもおもてなししたい。とうことから、ドリンク提供やおやつを用意。らくがきならではのコーナーを設けるなどして、作品だけでなく様々なことを企画して用意しました。

・会場選びについて
実は、目標達成の少し前からギャラリーを探しはじめたのですが、20ほど視察したなかで決めた場所が今回の「ギャラリー表参道ROJI」。ギャラリー選定の条件としては、1.駅から近くてわかりやすい場所。2.個展以外でも楽しめる立地。と決めていました。それを満たしただけでなく、なんといってもオーナー様がとても優しい方だったのが決め手の理由になりました。みなさまにもオススメしたいギャラリーです!

また、表参道といえば渋谷からも原宿からも街並みがとても楽しめる場所です。ほぼ毎日、お買い物だけでなく美味しい食べ物も楽しめる街。そうした面も楽しんでいただけるのでは?と想像すると私自身が楽しい気持ちに慣れたのです。

「おしゃれな街、表参道」というだけに、実際にクリエイティブなお仕事やそれを目指している人にとっては、目標とする場所でもあります(世代にもよると思います汗 少なくとも僕らの時代はそうでした)やはり、そうした場所だとクリエティブな人たちや、感度の良い方が多く、そうした人たちと出会う機会もあるのでは?と考えました。
個展に来ていただいた方々にそうした空気を感じていただいたり、その場で紹介したりもできたので、その点はよかったと思っています!


・展示コンセプト/展示方法について気をつけたこと
インスタで発表している作品は、どれも部屋に飾っても様になるように。と考えている部分もあります。それは、きっとデザインをしてきたことで、もはや自然と考えるのが癖だと思っています。そのため、気軽に部屋に飾ってくださいね!というのが伝わりやすいようにあえてメインの作品は額などに入れずに壁に直張りしました。

会場全体の配置としては、お出迎えから一息して、また回れるように。そして、おもてなし体制を整えるために中央におもてなしの台を設けて回遊できるようにしました。

ただ、、、今回勉強になったのですが、原画を粗野にしてしまったことは、今回の反省点となりました。
やはり、ここでも本業の癖がでてしまったのか、インスタで発表している作品を綺麗に見せたい。と思い、プリント作品をメインにし、少し汚れもある原画をおざなりにしてしまったのです。

通常の制作方法として、鉛筆で描く→PCに読み込む→プリントアウトする→着色する→PCに取り込み、インスタ映えさせるのが手順。それは、画面で見るのと実際に見るのとでは差があると思っているからです。
ところが!実際に来客された方々はじっくりと原画を見ているではないですか!(笑)そのうえ、「この子連れて帰りたい!」とご購入までいただいて。。。きっと、描く本人と見る人との違いなんでしょうね!綺麗にしたから、そっちが好まるだろう!と予測し、原画に価値をあまり感じてなかったのは、自分自身だけでした。汗 反省。



・各コーナー説明
入り口から
新作2点(お出迎えコーナー)→大きな作品→インスタ作品コーナー→フォロワーさんを描いたコラボコーナー→エンタメコーナー→BIJIN画コーナー→新作コーナー→アクセサリーコラボコーナー→原画コーナー→らくがきコーナー→メモ子コーナー→ポスター、受付。という配置にしました。

ここからそれらをメインにキャプションとともに紹介しますね!



- インスタでは初めて描いた似顔絵作品。


- 最初の原画購入をされたハンドメイドアクセサリーのアイデアルさんとその原画を活用したコラボ作品。






- インスタで毎月発表している「メモ子シリーズ」それぞれ12星座に由来し、個性的なストーリーがあります。


・新作について
個展に際してインスタでは発表していない新作を7点用意。どれも画像では味わえない、直に見るから楽しめる!そんなシリーズ作品を揃えました。


- 入口でご挨拶する連作「対の境界線」

- 今回の個展で1番大きなこの作品は、会場でライブペイントしていましたが、実は未完です。汗


- どちらが美しい?そうした見せ方をするために開発した挑発的な作品「VSシリーズ」


- 「鏡面はどうなってるのですか?」と聞かれましたが、企業秘密ということで ^^





まとめ
一挙に会場と作品をご紹介いたしました。ご覧いただき、ありがとうございます。私自身の表現姿勢としては、「ミニマム」です。今回の個展でそれと同じ感想をいただいた方がいました。「ヒロユキさんの作品は、ぱっと見ではシンプルのようで、そうではなく、ミニマムなんだ」という感想をいただき、まるで答え合わせをしているように感じました。

また、「それって、やっぱり本業のデザインを経てなってるんでしょうね」というお言葉をいただきました。画材は、鉛筆が基本。描くモチーフは、女性。それらを伝えたいメッセージのために極限まで引き算した構図にすることを心がけています。

「強く、美しい」を基本的に表現しているのですが、逆のアプローチをしている場合もありますし、深みをつけて階層を設けていることがあります。なぜ、深みをつけるか?というと、作品と対話できるように。という点と部屋に飾っても飽きないようにしたいからです。

ところで、ミニマム。ってご存知ですか?ミニマム。とは、「機能を為すために必要最低限」という意味合いになります。イラストレーションは時に表現したいことのために説明的に多くの要素を入れる場合が多いです。ですが、それとは真逆に必要最低限のもので表現することはとても難しい技法になります。だからこそ、私自身はそれで挑み続けたいと思っています。

少し長くなりましたね!
ここで最後に今回の個展にご支援いただいた方々のご紹介をさせていただきます。

協賛
アラドナ合同会社/株式会社 エッジコネクション /ナルミcoffee
Special Thanks
tukumoさん/kahoru_mugさん

では、次回はBJIN画や来客者様などを主にご紹介いたしますね!
個展で発表した新作は、2019年9/1〜当サイトにて順次販売いたします!

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